非正規雇用の看護師の社会保険について

看護師として働いている人の中には、正社員ではなくパートや派遣として働いている人も少なくありません。何らかの理由により、非正規雇用を検討している看護師にとって気になる条件の1つが、社会保険に関することでしょう。
正規雇用であれば問題なく加入できる社会保険も、非正規雇用であればどのようになるのかという点は、転職時の1つの条件やポイントといえます。基本的に社会保険は、一定の条件を満たしていれば非正規雇用でも加入することができ、看護師も例外ではありません。
まず、健康保険に関しては、労働時間や勤務日数が一定の条件を超えていることが加入の条件です。そのため、パートや派遣など非正規雇用として働く場合は、勤務時間や勤務日数が正規雇用のおよそ3分の4に達していれば、健康保険に加入できます。ただし、この条件を満たしていなくても、加入できる条件はいくつか存在しています。
また、厚生年金については、健康保険と加入条件が同じなので、健康保険の条件を満たしていれば普通に加入できるのが特徴です。ほかには、雇用保険や労災保険が社会保険の中に含まれており、こちらは雇用されていれば無条件で加入できます。
非正規雇用として、再就職や転職を検討している看護師が社会保険に加入したい場合には、これらのポイントをしっかりと考慮しましょう。そのうえで、希望する転職先で提示されている条件を確認し、安心して働くための社会保険に自分も加入できるかどうかを判断することが大切です。